子どもの頃から本は好きでした。読み始めると夢中になって、呼ばれても
気づかないなんてこともよくありました。
ここでは、ごく一部ですが、私の好きな本をご紹介します。
『赤毛のアン』
(ルーシー・モンゴメリ)
想像力豊かでおしゃべりで負けず嫌いのアン。世界中にファンがいるアン。
アンのようになりたい女の子、アンのような友達が欲しい女の子は日本にも
たくさんいるはずです。
続編では仕事、恋、結婚、子育て、そして主役がアンの娘にかわるところまで
ありますが、やはり少女時代のアンが最高です。
『星の王子様』
(サン・テグジュペリ)
初めて読んだのは、小学生の時でした。「子どものために書かれたものでは
ない。」と聞いて、不思議に思ったものです。今になって読み返してみると、
なんとなくその意味がわかるような気がします。
『くまのパディントン』
(マイケル・ボンド)
ペルーからたった一人(一頭)でイギリスまで旅をしてきた子熊。ブラウン夫妻に
出会い、家族の一員となった、英語を話す子熊。パディントン駅で会ったから、
名前もパディントン。いろいろ失敗はあるけれど、当人(当熊?)はいたって
まじめ。そこがかわいいのです。
『まるごと・カバ』他
(ひろかわ さえこ)
「どうぶつについての まじめなはなし」シリーズ。カバ、ゴリラ、ワニ、タヌキ、
カラスといった動物たちの生態を、かわいいイラストとユーモアたっぷりの文章で
まじめに紹介した本です。
『アルジャーノンに花束を』他
(ダニエル・キース)
「賢くなりたい」と願い、手術を受けて超天才になった青年チャーリー。
彼をとりまく人々の醜さも優しさも、私を含めて誰もがもっていそうで,
妙に感情移入して読んでしまいました。
『24人のビリー・ミリガン』『五番目のサリー』など、多重人格の世界を
描いた作品では、人の心の複雑さを見せつけられます。