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Kくんの夜番日誌

〜RIISEの夜番(金曜日編)〜

 これは情報教育研究センター(RIISE)で日夜お仕事に励む夜番な日記である・・・
 夜番って? そう、夜番はセンターの夜を外敵から守りあらゆる困難に立ち向かい、日々の肉体の鍛錬を惜しまない番人の集まりである。見ての通り、準備室にいる夜番スタッフ達は鍛え抜かれた精鋭ばかりである。就職が決まり、もうすぐ夜番を卒業するS2氏はお腹でボールペンが飛ばせるほど鍛え抜かれている。不意に攻撃されたときでもこのボールペン攻撃によって相手が怯むことは間違いないだろう(前号、第4号の夜番日誌参照)。作者もボールペンを飛ばせるようにとアメリカンな食生活を送るように努力?している毎日である。
 いかに夜番達がむきむきであるかを力説したところで、本題に入ろう。そう、本当の夜番のお仕事というのは平日は夕方5時から夜9時の4時間、そして、土曜の朝9時から夕方5時までの8時間、様々な質問やトラブルに対応し、センターの夜を外敵から守り・・・もうええっちゅうねん。つまりは、昼間常駐するスタッフに代わり、夜の間や土曜のセンターの運用に携わるお仕事である。

○月×日(金)午後4時半
 夜番は全部で4人在籍していて、曜日毎に担当が決まっている。私の担当は金曜と土曜だ。そう、金曜日はとても忙しい。朝9時から12時過ぎまで「物理学実験」という総合科学部開設の物理の実験のTAがあり、夕方5時からの夜番までの数時間の間に御飯、自分の研究を済ませなければならない。しかも、夜番というお仕事、途中で外に出て食事をするわけにはいかないので、ちょうど5時前にご飯を食べるか、夜番が終わってから食べるかの選択をしなければならない。今日は、夜の10時から秘密の特訓があるので夜番が終わってからではご飯なんか食べている暇はない。え〜い、今日も嫌がる胃の中に無理やり詰め込んでしまえー。

午後5時
 おやつともとれるような強引な夕食を食べて西図書館内のRIISE準備室に到着。やはり胃が悲鳴を上げている。急いできたので胃の中はまさにシェーカー状態だ。早速冷たい麦茶をいただく(RIISE演習室は飲食禁止です)。大丈夫なんか?自分のおなか。と心配しつつもゴクゴクいってしまう。やはり夏は麦茶に限る。
 今度夜番を引退するS2さんにみんなで寄せ書きをしていたので私も一言書くことになった。マック好きな作者にとってS2さんがいなくなることはかなりのショックだ。あれほどまでにマックな人間もそういない。うーむ。いかんいかん、ぼーっとしてる暇はない。明日の送別会の出席確認をしてLinuxの端末とNEXTSTEPの端末にログインし仕事の準備をする。今年の春からここRIISEの端末も大きく変化した。まず演習室と自習室の一部、それから図書館3階のスペースが情報処理センター(IPC)のLinux端末になり、去年度までRIISEで活躍していたNEXTSTEPの端末は自習室に数十台と縮小された。NEXTSTEP&Macintoshをこよなく愛する作者としては少々つらい気持ちになるが、これも時代の流れかと自らを納得させている。(NEXTSTEPの端末が使いたい方は準備室でアカウントの登録をすると利用できます。)
 さてさて、5時から7時の間は利用者が多く、その分質問、トラブルが多い。今日はまだレポートの締め切り間際というわけではないので目が回るほど忙しくはない。ネットスケープでインターネットをしている最中に動かなくなってしまった等のトラブルが何件か来ている。

午後6時
 質問のほうも落ち着いてきた。今の内に夜番日誌を書かねば。何か面白い出来事はないかな。お、SAのA山氏だ。SAとはスチューデント・アドバイザーのことで、ボランティアでRIISEの運用のお手伝いをしてくれるとても頼りがいのある人達の集まりである。明日の送別会の打ち合わせをA山氏とする。
 そう、最近つくづく思うのはSAの学生と接していると、とてもきゃぴきゃぴな自分になれるということだ。おかげでWeb上でできる精神年令判断では自分の年よりも10歳も若く出てきた。ありがとう、SAのみんな。ありがとう、精神年令判断。

午後7時
 今日はどうやらあまり質問が無さそうだ。代わりにSAの若いきゃぴきゃぴ学生がいっぱいいて、最近流行りの○×占いで話が盛り上がっている。最近はいろんな占いあって、何がなんだかわけが分からなくなっている。私も山手線占いなるものをやったのだが、結果は新宿だった。自分の生年月日と山手線の停車駅とどうつながりがあるのかさっぱり分からないが話のネタにもなるのでまあ良しとする。

午後8時
 N登先生が最近購入したSE/30という古いマックのマシンの話をする。SE/30とはディスプレイと本体一体型になっていてその容姿はとてもかわいらしく、その可愛さゆえに使用不可能であるにも関わらずオブジェとして部屋に飾っている人もいるぐらいである。最近流行りの透明一体型iM○cもおしゃれな置き物?の一つとなっているが、何十年も前から同じコンセプトでパソコンを作り続けていることには驚くばかりである。

午後8時30分
 あぁ、質問がない。無さすぎる。やっぱりたまにはでっかい質問があればいいのにと思ってしまう。しかもSAの学生達が帰ってしまったのでとても静かだ。こういう暇な時間を使って自分の研究をするのだが、もう時間がない。あぁ。結局今日は何も自分の仕事ができていない。泣く泣く閉館準備をする。

午後9時00分
 閉館時間になったことをアナウンスして学生さんに退出してもらい、窓を閉めたりディスプレイの電源等の確認をする(ログアウトしたらディスプレイの電源を消すべし)。 電気を消してセンターを閉めるときは必ず歌を歌いながらする。そう、小さい子が夜中にトイレに行くとき何げに口ずさんでしまうあの心境と同じだ。歌ったところで何も解決できないのだが・・・。さらに背後に敵がいないか確認しながら最後の戸締まりをする。まさにゴ○ゴ13なみの用心深さだ。 こうして無事夜番業務が終了した。質問が少ない日であったが、質問があったらいつでも気軽にセンター準備室内にいるマッチョマン、いやスタッフに声をかけて欲しい。特に作者は若者なので見た目スタッフかどうか分からないと思う。そういうときはスタッフバッジを胸に付けているのでそれで見分けて欲しい。明日土曜も朝9時から仕事だ。10時から秘密の特訓があるので急いで大学を後にする。

(K君は金曜日の夜番と土曜日番を担当しています。キャピキャピな彼に声をかけてあげてください。)


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