以下に主なものをあげます。もちろんこれで全部ではありませんが。ほとんどのプ
ログラムは /SheepApps というフォルダに入っています。
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Archie
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インターネットの archie というサービスを利用する。Archie サービスとは各
地の匿名 ftp サイトにどんなファイルが置いてあるのかという情報を一ヶ所に
集めておき, 検索できるようにするもの。探したいアーカイブの名前がわかって
いる時はとっても便利。この Archie は探すだけでなく ftp もできる。
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CATculator
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関数電卓だけど、面白い機能がある。Edit でも Mail でも、1+1 とか式を書い
てみて、それを選択する。そしてメニューの「サービス」
→「Calculate」を選ぶのだ。そうすると、さっき書いた式が計算されて
答と入れ替わる。メニューの「Calculate」の右に
+と書いてあるが、これはこのメニューに対する
キーボードショートカットを示している。Cmd 押
しながら "+" とタイプするとメニューを探さなくてもよいわけだ。"+" は ";"
のキーの上段だから、Cmd と Shift を押したまま ";" のキーを押す事になる。
キーを三つも押さなくてはならないのは大変そうな気もするが、なれればマウス
を使うよりずっと早くて便利だ。別に三つを同時に押す必要はなくて、まず左親
指で Cmd キーを押し、親指そのままで左小指で Shift キーを押す。この手の形
は他のショートカットでも使えるので 12 回ほど練習して指に覚えさせておくこ
と。そして左手そのままで ";" ("+") のキーを押せばよい。
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CubXWindow
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NEXTSTEP 上で X-Window システムのウィンドウを表示する。RIISE の NEXTSTEP
にもいくつか X のプログラムは入っているけれど, やはり外部のコンピュータ
で X を使っていないとあまり面白くないだろう。
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DarkForest
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ディスクの利用量を調べる。DarkForest はひとつひとつのファイルの大きさを
調べてそれを足し算して、利用量を求める。だから、自分の持ってるフォルダの
中でどれが一番容量を喰っているかがすぐわかる。
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Diagram
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オブジェクト系 (ドロー系) のグラフィックソフト。フローチャートを書くのに
特化したもの。もちろんフローチャート以外のものの描くことができる。RIISE
の N 先生 (N 先生は三人もいるな) はこれが大のお気に入り。
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Dictionary
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英和・和英・国語辞書検索。広辞苑と電子ブック版研究社中英和・和英が検索で
きる。OmniWeb で Web ページを見ていて, わからない英単語があったら 「サービス」→「Dictionary」→「辞書で調べる」 とす
るだけで調べてくれたりする。これにはショートカットキーはついていない。だ
けど自分でつけることもできる。どうやってつけるのか調べてみよう。。。第一
ヒント。右上のカレンダーのアイコンの中で設定します。
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DiskMeter
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現在どれだけのディスク容量を使っているかを調べる。さっきの DarkForest と
どこが違うかというと、DiskMeter は「全部でどれだけ」しかわからないのだ。
DarkForest は一つ一つのファイルやフォルダの大きさが全部わかる。調べ方が
全然違うわけだけど、調べることが少ないぶんだけやっぱり DiskMeter の方が
動きは早い。学生のディスク割当は 5MB になっていて、5MB いっぱい使ってし
まうとメイルが読めなくなったり他にもいろんないろんな困ったトラブルが起こっ
てくる。できればこまめにチェックして欲しいなぁと思う。
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EasyTeXBuilder
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LaTeX で文書をする時の一連の処理を手助けしてくれるプログラム。LaTeX を使
わない人は, 起動してみても何かよくかわからない。
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Edit
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NEXTSTEP 標準のテキストエディタ。一見何の変哲もないテキストエディタだが,
「書式」→「テキスト」→「RTF 形式へ変換」と
すると, 複数フォント指定や絵の貼り込みやルーラ設定などができるワープロみ
たいなものへと豹変する。
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EquationBuilder
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数式を作る。作った数式は NEXTSTEP で標準の EPS という形式でコピーできる
ので, ワープロやお絵描きなどに手軽に貼り付けることができる。こんな (↓) 式が書けたり
するが,
気が狂いそうになるほど大変であ
る。ちょっと使ってみるにはいいかもしれないけれど, 後述の latex を使う方がよい。
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FileMerge
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中身がよく似ている二つのファイルを調べて、どこが違っているかを教えてくれ
る。違っている所だけを保存できる。
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GnuPlot
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グラフを作成するためのもの。数値を読ませてプロットしたり, 数式を入れてグ
ラフにしたりできる。3 次元のグラフも作れる。
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Grab
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NEXTSTEP 画面のスクリーンスナップショットをとるもの。このページのアイコ
ンもこれで撮った。
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InterfaceBuilder, ProjectBuilder
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この二つは、NEXTSTEP アプリケーションを作る時になくてはならないプログ
ラムだ。NEXTSTEP のアプリケーションは基本的に Objective C という言語で書
くのだが、ProjectBuiler はObjective C のソースファイルやその他のリソース
ファイルの管理と、アプリケーションを構築するときの面倒を見てくれる。
InterfaceBuilder というのは、アプリケーションの中で使うメニューとかウィ
ンドウとかボタンとかのユーザーインターフェース部品をビジュアルに扱えるも
のだ。例えば手近のプログラムの「案内」→「プリファレ
ンス」を選ぶと、ボタンやら文字を書く所やらがたくさん並んだパネル
が出てくることと思う。もしこの一杯あるボタンの配置を数値で指定していかな
ければならないとしたら、とてつもなく面倒な作業になる。InterfaceBuilder
を使えば、マウスでヒョイヒョイと置いていけば良いので楽なことこのうえない。
必要な Objective C のソースコードも機械的につくり出してくれる。本当はこ
れだけでなく Objective C のオブジェクトとメッセージを活用したもっと便利
な機能があり、実はそれが InterfaceBuilder の真骨頂だったりするのだが、書
き始めると長くなるからこの辺でやめておくことにする。既に長くなってしまっ
たけどね。
NEXTSTEP アプリケーションのようなグラフィカルユーザインターフェースを
持ったプログラムをつくるのは素人にはとても出来そうにないけれども、やって
みれば意外と簡単だったりする。あまり複雑なものは大変だろうけれど、簡単な
ものなら本当にあっさりできてしまうのだ。Macintosh とかとはえらく違う。
RIISE 演習室の書架にプログラミングの参考書もあるし、道具は全部揃っている。
みんなが遊んでいるゲームだってどこかの大学生が作ってたりするのだ。何か作っ
てみたら面白いよ。
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LQ
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表計算。表を計算するもの。
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Librarian
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指定したフォルダに入っているファイルの内容を調べ, インデックスを作る。
そのインデックスを使い, ファイルの全文検索がとっても素早くできる。
NEXTSTEP の (OSの) マニュアルはこのシステムを使って実現している。ユーザ
が自分のホームディレクトリに対してインデックスをつけることもできるが, 結
構インデックスは大きくなるのでやめておいた方が無難かもしれない. 速度は少
し遅くなるけど, インデックスをつけなくても検索はできる.
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LightShow
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いわゆるデスクトップ・プレゼンテーションをするもの。デスクトップ・プレゼ
ンテーションとは, 従来の OHP やスライドを使った発表に代わるもので, すべ
ての資料をコンピュータ上に用意しておいて, 発表の際はコンピュータをプロジェ
クタなどに接続して提示する。実際使うとすごく便利なのだが, 学生さんにはま
だあまり使い途がないかもしれない。
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Mail
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メイルを読み書きする。絵や音声も送れるが, あまりこれをやると送られる方が
メイワクなのでほどほどに。実は自分が送ったメイルも保管されているので, ディ
スクの容量オーバに注意。メイルを削除するには, 通行禁止のアイコンをクリッ
クした後, 「メール箱」→「コンパクト化」をし
なきゃならない。
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Mathematica
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数学に関するいろんないろんなことができる。数式処理, 数値計算, グラフ作成,
プログラミングなど。使いこなすのは大変だが, こむずかしい式を入れて微分さ
せて喜ぶ位は誰でも一度はやっている。
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Molecule
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分子の構造ををテキストファイルに書いて読ませると、NEXTSTEP 上に分子を再
構成して見せてくれる。ディスプレイは平面だけど、Molecule は内部的に 3 次
元で分子式を構成しているので、ツマミを動かしてぐるぐる回して遊べる。10
年前に始めて NEXTSTEP を使った時 (当時は白黒の画面だった) はこのプログラ
ムにとても感動して、嬉しげにいつまでもぐるぐるやっていた覚えがある。今で
は誰も感動しないかも知れないけれど。サンプルの分子ファイルがいくつもつい
ているので、みんなもぐるぐるしてみよう。
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NeConv
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アスキーファイルの漢字コードと改行コードを変換する。よそから ftp してき
たりフロッピーで持ってきたりしたファイルが読めない時は, このプログラムを
適切に使えば読めるようになる, こともある。
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NewsBase
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ネットニューズの読み書きをする。ネットニューズとは大雑把にいうと掲示版み
たいなもので, いろんなグループにわかれて世界中の人が質問したり建設的な議
論をしたり建設的でない議論をしたり喧嘩をしたりしている。WWW が出現する前
から, 多くの人がこのネットニューズにはまっていた。エキセントリックな人も
多く, 見ていて面白い。議論が大好きであったり, 妙にサービス精神が強かった
り, 自分がエキセントリックであったりする人はあまり近付かない方が賢明かも
知れない。「空っぽの洞窟」にひきこまれてしまう危険性大だから。
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OmniWeb
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Web ページを閲覧する。これは説明の必要がないでしょう。
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Opener
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いろいろな形式のアーカイブを展開してくれる。コンピュータ用語でアーカイブ
とは、いくつかのファイルを一つにまとめたり圧縮したものを意味する。
Archive で辞書を引くと、文書の保管場所とか古文書とかの意味が載っている。
何年も前からハードディスクに残っているアーカイブなんかはまさしく「古文書」
だなあと思う。NEXTSTEP のファイルビューアで「ファイ
ル」→「圧縮」をするとできるものもアーカイブである。
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PopOver
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メイルサーバからメイルを転送するためのもの。RIISE では使う必要はあまりな
いが, 例えば IPC メイルサーバからもメイルを持ってきたい時はこれを使うと
便利。
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RBrowser
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リモートコンピュータのファイルを操作できる。ファイルビューアから
RBrowser のウィンドウにファイルをドラッグすると ftp による転送ができるが,
どうしてだか逆はできない。リモートからローカルにファイルを持ってくるには,
RBrowser でローカルのコンピュータ用のウィンドウを開くことになる。IPC と
RIISE の両方使っている人にはとても役立つプログラムだが, どっちがローカル
でどっちがリモートだか間違えると大変なことになってしまうので, 注意して使っ
て欲しい。
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Same
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「さめがめ」の NEXTSTEP 版。
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StepJump
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C, Pascal, Fortran などでプログラムを作る時に, コンパイルや実行の手助け
をしてくれる。間違ったプログラムを直してはくれない。
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Terminal
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Shell コマンドを実行する。NEXTSTEP はこんな顔をしているけれどもれっきと
した UNIX 互換の OS なのだった。巷に溢れている UNIX 関係のツールなどはほ
とんど使えるので, いろいろ試してみて欲しい。コマンドラインベースのツール
はとっつきにくいけれども, 慣れるとすごく便利だからね。
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ToyViewer
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画像のフォーマットを変更する。NEXTSTEP 標準の TIFF や EPS を読み込んで,
Web ページでよく使われている GIF や JPEG で保存できる。ちょとした画像操
作なんかもできたりする。ときどき画面の背景に絵や模様を貼り付けているいる
人がいるが、これも ToyViewer でできる。
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Typist
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タッチタイピングの練習プログラム。今の内にタイピングの練習をして速く打て
るようになっておくと, 将来死ぬまでにとても多くの時間を節約できると思うの
で, 是非身につけてほしい。
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Webster
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Webster 英々辞書の検索。シソーラス(類語辞書)も使える。
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WetPaint
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お絵描きプログラム。結構豊富な機能を持っている。 先に紹介した Diagram と
異なり, こっちはペイント系といわれる。(あっちはドロー系だったね) ドロー
系でできる絵は, 線分や文字列といった分割した図形からできてるのであとから
移動したりテキストを変更したりできるが, ペイント系で出来る絵は基本的にドッ
トの集まりでしかない。だから一回書いてしまった線を動かしたりするのは難し
い。でも微妙な味わいを持った絵はペイント系でないと作れない。 ドロー系は
「図」を作成し, ペイント系は「絵」を描く, というとわかりやすいかな。そう
でもないか。スキャナで取り込んだ写真の色調や明るさを変更したり合成したり
もできる。こういうのをフォトレタッチと言ったりする。
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Yap
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Yap という変てこな名前は、Yet Another Previewer の略のようだ。実は Yet
Another 〜 という名称はいろんな所で目にしたりする。アメリカ人はこの言い
回しが好きなんだろうか? 名前はどうでもよかった。Yap を使うと、内蔵のエディ
タで Postscript コードを書き、すぐに表示させてみることができる。これにも
十年前には感動したのだった。Postscript コードと言うのはあまり聞き慣れな
い言葉かもしれないけれど、もともとプリンタのためのページ記述言語のことだ。
RIISE のプリンタの内部でも Postscript のインタープリタが動いている。
NEXTSTEP では、画面もこの Postscript で表示しているので、画面と印刷がと
てもよく一致する、というのがウリの一つだったりする。しつこいけれど、これ
にも十年前には感動したのだった。
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これ以降はいわゆる UNIX コマンド, Terminal の中で使うプログラムです。
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mule
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テキストエディタ, と簡単に言ってしまえないほどすごいプログラム。途方にく
れてしまうほど多機能であり, テキスト処理に関しては出来ないことがない程完
全にカスタマイズできる。カスタマイズとは, 自分の使いやすいように操作方法
を変更したり機能を拡張したりすること。
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ptex, platex
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手書き原稿をレイアウトして活字を組み本を作るように、フラットファイル
から製版されたような奇麗な出力を作り出してくれるプログラム。ファイルには、
文章とレイアウトコマンドを書く。文章と HTML タグで書いたものが OmniWeb
で見るとそれなりに整形されているのと似たようなもの。
大きな特徴は数式が非常に美しく簡単に (これには異論もあるかもしれない)
書けること。長い文章を扱うのも得意だ。RIISE 演習室の本棚にあるうちの何冊
かも tex で製版してあったりする。NEXTSTEP で作った図も EPS 形式にすれば
貼り付けられる。始めのうちは EasyTeXBuilder と一緒に使うと簡単。なれてき
たら前述の mule から呼び出すようにするととても便利。
文机のようなワープロと違って, 事前に勉強するなり人に教わるなりしない
と一文字すら打ち出すことができないけれど, ワープロにはできないいろんな芸
当ができる。理系の大学院生以上若手教官以下はほとんどすべて tex を使って
いるといっても過言ではない。ちょっと過言かもしれない。バイトで塾の数学講
師をしてたりしたら, これに慣れると教材作りの生産性が上がることは間違いな
い。ここでバイトの教材作成をしてよいかどうかは別として。あ、そうか。レポー
トを書くのに便利だ。これを言っておかないとね。
RIISE 演習室の本棚に解説書が置いてある。日本語 TEX には NTT 版とアス
キー版とがあるが, RIISE で使えるのはアスキー版である。
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perl
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プログラミング言語。テキスト処理に優れており、最近は CGI プログラムを作
るのにも活躍しているようだ。
「Perl はどんなものか? UNIX の BASIC 言語というのがぴったりだ。C や
lex のようなコンパイラ言語よりは遅いけど, UNIX の機能を全部含んでいる」
(Perl 入門, 河野真治)
「UNIX のファイルはフラットテキスト(平文)とも呼ばれる改行で区切られた
行の連続にすぎない。しかし, フラットテキストは UNIX では神格化されている
かのように使われる。...(中略) Perl はフラットテキストの魔術士であり,
Perl のスクリプトももちろんフラットテキストなのである。」(Perl 入門,
河野真治)
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cc, pc, f77
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cc は C の, pc は Pascal の, f77 は FORTRAN のコンパイラ。C は UNIX では
もっともよく使われるプログラミング言語で, UNIX 自身も C で作られている.
Pascal は教育用によく使われる。実習でやらされている (失礼) 人も多いので
は。FORTRAN はその融通のきかなさから科学技術計算に向いていると言われてい
たが, よくわからない。
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mnews
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ネットニューズとメイルの読み書きをする。とても軽快に動いて快適な使い心地。
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jweblint
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HTML ソースの文法チェックをしてくれる。「アンカーとして "こちら" を使う
のはよくないです」とまで言われるのは余計なお世話だと思うぞ。
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