2月15日 曇り 無風 今宵は月がある。kotzuの力も制限される筈。その様な事を考えながら私は部室に向かった。私が部屋辿り着いたときには、すでにふたりほどが倒れていた。一応息はあるようだが、こちらの呼びかけには反応しない。一体ここで何があったというのだろうか。 kotzuとT&Aは何事も無かったかのように「ひらめき」談義に花を咲かせている。Sotaはディスプレイの前だ。テーブルの上には麻雀に使う牌がばら撒かれていたが、私はそこから何の痕跡も読み取ることができなかった。また、空になったペットボトルも何本か見つかった。これらは3日前には無かったものだ。外から持ち込まれたものであることは間違いない。私がここへ来る以前に近くの店に買いに行ったのだろうか? 今日が何曜日か一瞬分からなかった、とT&Aが言った。月曜と金曜の活動形態に違いが無くなってきているのだ。食べ、打ち、寝る。そういった生活が知らず知らずのうちに我々の精神を蝕んでいるのであろうか。麻雀を打ってみるが、私は立直一発に恵まれ77,600点まで稼いだ。やはり何かがおかしい様だ。その後も何度か打ってみたが、やはり勝ちっぱなし。 kotzuが抜けSotaと別れてから、残った人間を集めてけいすけ屋に行った。全員で日替わり定食を頼む。それについてくるカレーライスがお代わりし放題なのだが、だれもそれをしようとはしない。出来なかったのだ。そして部屋に帰り着くや否やT&Aは倒れてしまった。そして3人が残された。 |
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