会長の言葉


テレビゲームをやったことがありますか?

多くの若者がYESと答えるでしょう。
十数年前は出始めだった家庭用ゲーム機も、現在では機種も増え購入もし易くなりました。
携帯電話には、何かしらのゲームアプリが搭載されており、多くの人が手軽に遊べるようになりました。
そして、面白かった、つまらなかったなど何かしらの感想を持つのではないでしょうか。

では、ゲームを作ってみたいと思ったことはありますか?

パーソナルコンピュータが普及した現代、個人製作のゲームが数多く見られるようになりました。
複雑な知識を使わずゲームを作る方法も登場し、ゲームを作る手段も多様化しました。


人の作ったものが面白かった、感動した、あるいはつまらなかった、そういう感想を持った。
そして自分も作ってみたいと思った。

それは、人と人との繋がりであるのではないでしょうか。
ゲームに限らず、小説や絵画など文化と呼ばれるものはそうして積み上げられてきたのではないかと思います。
人から何か影響を受ける事。
それに自らの思考を返す事。
会話をキャッチボールするためには自分の意見を述べる必要があります。

もし、あなたがゲームを作ってみたいと思ったなら、その行為があなたにとっての自己表現なのかもしれません。


作る側になること。
それは簡単ではないかもしれないけど、何かの変化を生むはず。

それが私にとって重要な事であり、誰かとの繋がりを生む手段であると信じて。


広島大学ゲーム制作同好会 第13代会長 sencha