タグとは

最初に書いたサンプル sample1.htmlの内容と、出力された結 果をじっくり見くらべてみよう。

sample1.html
  1: <html>
  2:  <head>
  3:   <title>
  4:    ここにタイトルを書く
  5:   </title>
  6:  </head>
  7:  <body>
  8:   ここに本文を書く。
  9:  </body>
 10: </html>

と書いたら、

Output of sample1.html

となるわけだ。結果として表示されない部分がたくさんあることに気づいて 欲しい。そう、

<>

に囲まれた部分だ。例えば <title> だね。これは、 HTMLタグといって、

  1. 文章中の特定の領域を指定してその領域の役割や見栄えを指定するもの
  2. 何か特別なものに置き変えられるもの

の二種類がある。前者は<title>....</title> と いう感じで対になっていて、スラッシュがついている方が領域の終りを表してい る。例えば、

広島大学

と書いたら、それはただの広島大学で、そのようにウィンドウの中に表示さ れるだけだが、

<title>広島大学</title>

と書けば、「広島大学」の部分が、このページのタイトルであると指定した ことになり、ウィンドウのタイトルバーに「広島大学」と表示される。

このサンプルに出てくるタグを説明すると、

<html>
...
</html>
囲まれた部分がHTMLに従って書かれたテキストであることを示す。 通常ファイル全体をこれで囲む。
<head>
...
</head>
囲まれた部分がこのHTMLのヘッダであることを示す。ヘッダというのは、 本文ではなく、本文に付随する属性などを書き表した部分のこと。
<title>
...
</title>
囲まれた部分がこのページのタイトルであることを指定する。タイトルに 指定された文字列は、Web ブラウザで見た時に大体ウィンドウのタイトルバー に表示される。
<body>
...
</body>
囲まれた部分がこのページの本文であることを指定する。

となる。ここに上げたタグは、いずれもHTMLファイルには必要なものだと思っ て構わない。つまり、sample1.html はHTMLの最小限の骨格を示しており、他の ページを作る時はここからスタートするとよい。


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