ここからが勝負だ

さて、この辺で「はじめてのHTML」はおしまいにしたい。長くて疲れただろ うか。書いている方もそろそろ疲れてきた。

最初の目的は達成できただろうか。最初の目的って何だったっけ。そうだ。 「HTMLタグを書くということはどういうことかを理解する」ことだ。少し違うよ うな気もするが、まあいいか。

ここで紹介したHTMLタグをまとめておこう。

<html>
...
</html>
囲まれた部分がHTMLに従って書かれたテキストであることを示す。 通常ファイル全体をこれで囲む。
<head>
...
</head>
囲まれた部分がこのHTMLのヘッダであることを示す。ヘッダというのは、 本文ではなく、本文に付随する属性などを書き表した部分のこと。
<title>
...
</title>
囲まれた部分がこのページのタイトルであることを指定する。タイトルに 指定された文字列は、Web ブラウザで見た時に大体ウィンドウのタイトルバー に表示される。
<body>
...
</body>
囲まれた部分がこのページの本文であることを指定する。
<h1>
...
</h1>
囲まれた部分が見出しであることを指定する。異なるレベルのh1〜h6 が使える。
<ul>
...
</ul>
囲まれた部分が箇条書(番号なし)であることを指定する。
<ol>
...
</ol>
囲まれた部分が箇条書(番号つき)であることを指定する。
<li>
...
</li>
囲まれた部分が箇条書の項目であることを指定する。
<a href="XXXX">
...
</a>
囲まれた部分に XXXX へのハイパーリンクを設定する。
<img src="XXXX"> 絵のファイル(XXXX)を貼りつける。

ここで挙げたタグにも説明していない多くの属性が存在したりする。それに 他にもたくさんのタグがある。それを全部紹介する時間も能力も私にはないので、 そういった個別の話については別のホームページや成書を参照して欲しい。メディ アセンターの本棚にもたくさんの参考書があるし、本屋にいけば嫌と言うほどた くさんの種類の本がおいてある。


このページを読んでみた人、ここからどうするだろうか?

さらに HTML タグを極めてホームページを作りたい
素晴らしい。CGI やデータベースを活用したページを作りたい人もこのコー スを選ぶべきだ。ぜひ有用なホームページをつくって欲しい。でも、「ホー ムページの作り方」を作るのはやめようね。
タグの勉強はもういいので、HTMLエディタを利用してホームページ を作りたい。
それもいいだろう。アドビ の GoLive や マクロメディア の Dreamweaber といった、すごいHTML エディタが世の中には存在し ている。こ れらは一つの HTML ファイル作成に留まらず、WWW サイト全体のデザイン にも利用できるものだ。また、センターの Netscape にも composer という機 能があって、これを使うとタグを直接書くことなしにホームページを作成 できたりする。これらを利用してクールなページをつくって欲しい。
課題が終ったら、もうやめにしたい
もったいない。WWW というのは、これまでにないメディアだ。一個人が、 大きな組織と同等のレベルで情報を発信して、多くの人に何かを伝えられ る可能性があるのだ。あくまで可能性だけれどね。 これは革命的な事だと思うのだけれど、そう思わない?

とりあえず、これからホームページを作っていこうと言う人も、もうやめよ うと言う人もお疲れ様でした。それでは、さようなら。


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