next up previous contents index
次へ: 大学のシステムを使うにあたって 上へ: 目次 戻る: これから…   索引

全ての初めに

情報技術の普及にともなって社会の在り方が大きく変わってきています。 10年前と現在を比べてみても、携帯やブロードバンドの普及、ウェブ上での 情報量の増加、それにともなう情報検索やショッピングの日常化など、私たち の毎日の生活の中で情報技術、通信技術は、それが無い状態がもう想像できな いような当たり前のものとなっています。大学生活や社会人となってからの仕事 の上でも、表計算ソフトで計算、分析して、ウェブの上で情報をチェックし、 プレゼンテーションソフトを使って議論し、メールでレポートを送るというよう なことは、基本的な情報とコミュニケーションの技術となってきています。

車や飛行機の利用によって人間の行動範囲が急速に広がったように、コンピュ ータネットワークは私たちの知識と交流の可能性を大きく広げてくれます。しか し、車社会で赤信号で停止することを知らなかったら、大きな事故に繋がるように、 ネットワーク社会でも知らなければならない知識はいくつもあります。 ネットワークに繋がったコンピュータを活用していくことは、大学生活を 充実したものにしてくれますが、同時に、自分の関与する情報についての 責任を持たねばならないことも意味します。大学生活を送り、社会に出て行くとき に最低限知っておかなければならない情報通信技術の使い方と常識、それを以下では 情報リテラシーと呼ぶことにしますが、それは広島大学のすべての学生の皆さんが 入学後できるだけはやく学んでもらうようにカリキュラムが用意されています。



小節

NAGATO Yasushi 平成16年4月6日