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データを集計する

ここで、表を少し眺めてみてください。白い表の領域の上に A B C … と書か れています。これは、各列につけられた列番号を表しています。表の領域の左に は 1 2 3 …と書かれていて、これは各行の行番号を表しています。表の中の一 つのセルを特定するには、行番号と列番号を指定すればよいですね。例えば「小 泉」と書かれたセルはA 列目の 2 行目ですから A2 というように表します。田 中君の国語の成績は C 列目の 4 行目ですから、C4 のセルに入っています。こ の A2 とか C4 というようにセルを指定するものをセル番号とかセルアドレスと呼びます。

データを集計するためには、集計結果を表示させたいセルに、計算式を入力しま す。入力データと区別するために、計算式は =(イコール)で始めることになっ ています。簡単な計算式を入れてみましょう。

E1のセル(「英語」と書かれているところの右隣のセル)をクリックます。キー ボードから =1+1 と打ち込んで Enterを押してみましょう(日本語入力モー ドになっていてはいけません!)。セルに「2」と表示されます。

表の領域を見ると、E1 のセルには「2」と書かれていて、他の数値を入力したセ ルと一見何の違いもありません。ここに「2」という数値が入っているのではな くて、「1+1」という計算式が入っていることを確認するために、このセルをク リックしてみてください。入力領域に「=1+1」と表示され るはずです。セルをクリックしてからここを見ると、どんな計算式が入っている のかがわかります。また、この領域をクリックして、計算式を書き換えることが できます。好きな式に変更して、 Enterを押してみましょう。計算結果が E1 のセルに表示されます。

計算式は、記号が異なりますが通常の数学とほとんど同じように書くことができ ます。足し算と引き算は+と−の記号を使うので全く同じですね。掛け算には* (アスタリスク)の記号を、割り算には/(スラッシュ)の記号を使います。ベ キ乗には^(ハット)を使います。計算の優先順位を示す括弧は () だけを使い ます。大括弧や中括弧は使いません。また、計算式の中に、セル番号を入れるこ とができます。以下にいくつかの例を挙げます。

計算式 意味
=2*(100-50) 2×(100-50)
=(30+2*(2+3))/(25+2) $\frac{30+2\times(2+3)}{25+2}$
=8^3 $8^3$
=A1*100 A1 のセルの内容を 100 倍する

四則演算やベキ乗以外のもっと複雑な計算をさせるために、あらかじめ計算手順 を記録した「関数」というものが用意されています。例えばおなじみのサイン (正弦関数)を計算させるために SIN という名前の関数があります。これを呼 び出すためには、=SIN(1.5) などと「関数名(関数に与える値)」の形式で記します。

成績データ例では、合計点と平均値を計算させてみましょう。合計点を計算する 関数は SUM で、平均点を計算する関数は AVERAGE です。先ほどの SIN とは違っ て、合計点を計算する SUM には、いくつかの値を与える必要がありますね。例 えば、小泉君の成績は B2 と C2 と D2 に入っているので、これらの合計を計算 するには SUM(B2,C2,D2)と書きます。でも、これだとたくさんある場合に長くなっ て大変なので、隣り合っているセルを与える場合は SUM (B2:D2) のように始め のセルと終わりのセルを : (コロン)でつないでセルの範囲を指定することができるよう になっています。それでは、先ほどの表に、個人の合計得点と科目ごとの平均点 を算出する計算式を加えてみましょう。

英語の得点が書かれた列の右に、合計得点を表示することにします。まず、E1 のセルをクリックして「合計得点」と書き入れましょう。次に、E2 のセルをク リックします。「=SUM(」と開き括弧までをタイプしてください。この後ろに、 合計点を計算したいセルの範囲を書くのですが、マウスで指定すると自動的にセ ル番号が入るようになっています。「=SUM(」と入力したら、B2からD2 までをド ラッグしてください。すると、「=SUM(B2:D3」となります。この状態で閉 じ括弧「)」をタイプして Enterを押すと、合計点の計算結果が表示されます。

小泉君の合計点が計算されました。引き続き、福田君の合計点を計算するのです が、小泉君の計算式をコピーすれば、同じものをもう一度入れなくてすみます。 まず、小泉君の合計点の計算式(E2)を選択します。「編集→コピー」としてくだ さい。次に E3 を選択し、「編集→貼り付け」とします。すると、小泉君のとこ ろでは B2:D2 となっていたセル範囲が、福田君用に B3:D3 と修正されて貼 り付けられます。スマートですね。さらに E4 をクリックして「編集→貼り付 け」、E5 を選択して「編集→貼り付け」として、田中君、鈴木君の合計点も 計算できます。

次に、科目毎の平均点を計算します。鈴木君の成績が書いてある行の下に、平均 点を表示することにします。A6 のセルをクリックして、「平均点」と入力して ください。次に B6 のセルをクリックして、「=AVERAGE(」と書きます。それから、 平均点を計算する範囲をドラッグして指定します。B2 から B5 までをドラッグ してから閉じ括弧を入力し、 Enterを押してください。 数学の平均点が計算されます。

続いて、「国語」「英語」「合計点」のそれぞれに対しても同様に平均点を計算 します。先ほどのやりかたよりもさらに簡単なやりかたでやってみましょう。ま ず B6 のセルをクリックします。「編集→コピー」として、四人分の平均点を算 出する計算式をコピーします。C6 から E6 までドラッグして三つのセルを選択 します。この状態で「編集→貼り付け」とすると、国語・英語・合計点に対する 平均点が一度に計算されます。

左図のようになったでしょうか。


NAGATO Yasushi 平成16年4月6日