さきほどのプログラムに少し追加します。
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繰り返しになりますが、各行先頭にある01:
と言った数字は説明のための
ものですので、書く必要はありません。またその後の空白も特に入れる必要はあり
ません。入れても無視されます。下図はこのプログラムをエディタで書いている
様子です。
三行ばかり追加しました。書けたら保存します。「ファイル→保存」とすると、
さきほどと同じ名前 sample.pl
で保存されます。保存したら
同様の手順で実行します。すでに kterm のウィンドウを開いているので
perl sample.pl
と書いてエンターキーを押すだけですね。下記のような
表示になるはずです。
このプログラムの動作は理解できるでしょうか。プログラム内では1行に一つず
つ、4つの文が書いてありますね。各々の文は ;
(セミコロン)で区切っ
てあります。
基本的に、プログラムは先頭から順番に1文ずつ実行されていきます。まず1行目
には print 命令があります。print 命令はその後に続く文字を画面に表示する
ものです。ここでは "Hello\n"
を画面に表示します。\n
はここ
で行をあらためると言う意味です。
2行目も print 命令です。ここでは「適当な数字をいれて下さい」と言う内容の メッセージを画面に表示しています。
3行目では、キーボードから入力された内容を num
と言う名前で保存し
ます。コンピュータプログラムでは、このように何らかの内容を保存する場所
(入れ物)を変数と言います。変数はいくつでも用意できますが、区別でき
ないと不便ですので、名前を付けられるようになっています。Perl では変数の
名前の先頭には $
(ドル記号)を付けて他の命令などと区別できるように
なっています。
4行目では、"Your number is $num"
という文字を画面に表示するような
命令を書いています。文字の中に変数 ($num
)が含まれていますね。この
部分はその変数の内容で置き換えられて表示されます。つまり、あなたがプログ
ラムを実行したときに入れた数字が表示されているはずです。
前節の1行だけのプログラムでは、何度実行しても同じ表示になりますね。この プログラムでは、実行する毎に利用者が数値を書き入れそれが最終的な表示に反 映されます。非常に簡単ながら、対話的なプログラムを完成させたことになりま すね。