next up previous contents index
次へ: エディタの起動と終了 上へ: 情報の加工 戻る: 情報の加工   目次   索引

エディタ

文字情報だけが含まれているテキストファイルは、コンピュータの中で実に様々な用途に用いられています。特に、この本で扱っている Linux などのUNIX 系のコンピュータでは、テキストファイルはほとんど神格化されており、プログラムへの入出力やシステムの動作設定などありとあらゆるところでテキストファイルが利用されています。エディタ(テキストエディタ)とは、テキストファイルを作成・編集するためのツールであり、コンピュータを利用する上で最も基本的なツールの一つであるということができます。

一方、ワープロも文字情報を扱うものですが、その目的に違いがあります。エディタがテキストファイルを作成することを目的とするものであるのに対して、ワープロは、文字を印刷することを目的として作られています。その目的のために、文字の種類や大きさを変更したり、図を挿入したり、目次や索引を作成したりと様々な機能が搭載されています。その結果、一般にワープロはエディタよりもプログラムの規模が大きく(故に動作が遅い)複雑になり(故に不具合が多い)、保存された文書ファイルはワープロの種類によって形式が異なります4.1



小節

NAGATO Yasushi 平成16年4月6日